日本の行政では、まだまだ「マーケティング」の感覚や手法は必ずしも根付いていない
【DAY14】
武内和久です。
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今日は、門司港駅で朝のご挨拶をさせていただきました。
大正3年に開業した門司港駅、当時は”一等駅”として、九州の玄関口、そして東京駅と並ぶ重要文化財でもあります。
青い空に赤茶のレトロな駅舎は、まるでイタリアの古都のような趣です。
そこに今日もグリーンエンジェルス(応援のために緑色をあしらった服装で集まってくださる女性の皆様)と男性陣とともに、開放感ある朝の始まりでした。
集まってくださった皆様、本当にありがとうございます。
いつも感謝しております。
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さて今日も東奔西走、門司から八幡へ小倉へ、飛び回ります。
昼には八幡ロータリーにお招きいただいての講演もありました。
今日一日も、
「若松の響灘のコンテナターミナルを水素の受入れ港にできないものだろうか?」
「買い物難民のお年寄りのため、移動販売車が各地の団地を廻り、独居高齢者の生活を支えるような仕組みを。そんなビジネスの支援を。」
「まちづくりを担っている老人クラブの活動をもっと活用し、位置付けていけば、健康増進にも役立つはず。」
「管理栄養士の方が住民の健康管理をICT活用してサポートする仕組みを拡げようよ。」
などなど、各地で素敵な問題提起とアイデアをいただきます。
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僕が英国に赴任しているとき、英国の保健省のオフィスを訪れた際、スタッフ全員の机の上に”Social Marketing”の本が置かれていたことを思い出します。
社会政策分野(Social)でマーケティング(Marketing)の手法を使うこと。
それによって、防犯や健康増進や学力向上、環境問題などに応用されていました。
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日本の行政では、まだまだ「マーケティング」の感覚や手法は必ずしも根付いていない気がします。
住民の皆さんの行動のよりよき方向への変化や、潜在的なサービスニーズの掘り起こしには、マーケティング感覚がとても重要です。
そのあたりを北九州市で持ち込むことにより、行政の「質」はさらに高まるし、民間ビジネスとの協働も、そして会話も、もっとスムーズにいくのではないかと考えています。
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北九州市を「次のステージ」へ。そのためには、発想を変えたチャレンジを積み重ねる必要があるし、そちらの方がワクワクしますね。
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明日からも、皆さんと一緒に、進んで参ります。
北九州なら、必ず、できる!