「もう自分がどこにいるか分からなくなる!」ほどのペースで各地を訪問
【DAY53】
朝は西小倉駅でスタート。
それからは「もう自分がどこにいるか分からなくなる!」ほどのペースで各地を訪問しました。
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鋳物師町の印刷企業や北方の中小企業を訪問し、最近の物価高騰によるコスト高をどうにかしてほしい、北九州市内で行うイベントは外にお金が流れるのではなく地元ビジネスを潤す形でやってほしい、という声が多い。ビジネスの地産地消への思いを聴きます。
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英国で提唱された「濡れバケツ理論」というものがあります。
イベントしたり、ハコモノを造ったりしても、仕入れのほとんどが地域外からだったり、本社に売上を吸い上げられていたら、地域経済に貢献している度合いは低い。逆に、地元から多く仕入れたり、雇用を多く生む店なら地域経済への貢献度は高いことになります。自分が使ったお金が、どれくらい町に残り、地域内をめぐっているのか?
販売や公共事業でなどでお金が動いても、すぐに地域から出て行ってしまったら、「漏れバケツ」に懸命に水を注いでいるようなもので、地域はいっこうに豊かになりません。大切なのはそのお金を域内でいかに循環させて経済活動を生むか。そのためには、まず漏れ穴を知って、ふさぐことが大事になります。
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それを考えるには、地域経済が循環型になっているかどうか、つまり、施策が地域住民の所得向上に貢献しているかどうかをデータで「見える化」することが始まりです。
Step1:地域に入り、出ていくお金の流れを知る
Step2:地域内に仕事をつくり(ふさぐことが効果的な項目の)漏れ穴をふさぐ
Step3:地域内でお金の循環を高める
を進めていくということ。
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例えば、エネルギー費用が掛かっているなら、バイオマスなどを活用した地域内でのエネルギー供給を強くするとか、地元中小事業者の技術や資材を把握して有効に発注するとか、やり方はいろいろあります。
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少し話がややこしくなりましたが、色んな方とお話ししながら、そんなことを考えていました。
もちろん、多様な人材や企業が入ってくることを大歓迎しながらも、地域内で、ぐるぐる回る経済を。
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今日も皆さん、ありがとうございます!
明日もコツコツ、あなたの町へ行くかもしれません。
北九州なら、必ず、できる!