国際情勢の変化の波で、中小企業にしわ寄せが集まらないアプローチが大切
【DAY86】
皆さん、こんばんは。
今日は本当に寒かったですね。グッと冷え込みました。
それでも、今日も、朝の挨拶、会社訪問、お宅訪問、若者との勉強会など、目まぐるしい1日。
多くの出会いをいただきました。街に出ての皆さんとの「生」の語らい、交わりは、喜びであり、大いなる学びです。
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今日特に印象深かったのは、中小企業の皆さんのお話です。
八幡の木材鋳型の会社は、一時期64社あった同業者が今では10社に。
かつて月額2000万円だった売り上げが800万円に。
人口減少、企業の減少の波をもろにかぶってしまったという。
「北九州市内の顧客だけでは商売が持たない。もう岡垣町など他の市町村で仕事を採らないとやっていけない。」
人口減少を食い止め、企業を呼び込まなければ、もう生き延びていけないという悲鳴だ。ただ、息子さんが帰ってきて、新しい発想やアイデアを持ち込んでくれたおかげで、売り上げは持ち直してきているとのこと。
「やっぱり、若い人の発想が入ると、時代に合わせた商売のやり方ができるね。」と。
若者を取り戻すことの効果もつくづく体感されていた。
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折尾製作所さんは、安川電機さんの下請けとして、注文はたくさん入ってきているそう。でも、資材(部品)の価格高騰が響き、思うように、生産ができない、利幅が確保できないという悩みを抱えておられる。
国際情勢の変化の波で、中小企業にしわ寄せが集まらないアプローチが大切だ。
なお、今朝の日経新聞1面では、大企業を中心に、物価高での従業員の生活を下支えをする「インフレ手当」が広がっているそうだ。三菱自動車は一時金として最大10万円支給するという。しかし、中小企業にそこまでの余力がないことも多いだろう。
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原価の高騰で利幅は目減りし、物価高騰で従業員の給与水準が実質目減りする局面。
融資、補助金とともに、事業再生、収益力改善の努力の後押しも大事です。
スピードとリスクテイクで、機動的に動き、イノベーションを起こす大胆さを持つ中小企業が国際情勢の変化の波に飲み込まれないよう、まさに官民挙げての踏ん張りどころだ。
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皆さん、今日も、多くの出会いにありがとうございます。
北九州なら、必ず、できる!!