子どもは、教えなくても、”育つ力”を持っている。
”色とりどり”に輝く羽根を持っている。
【DAY42:〇に近い△を生きられるまち】
今朝は浅野三丁目でご挨拶。皆さん、ありがとうございます。
昼には八幡のロータリーでお話しさせていただき、夜は歯科医師の皆さんと。
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日中印象深かったのは、尊敬する鹿野さんが展開されているUNICO@黒崎の見学でした。
児童発達支援・放課後デイサービス。
お子さんの「違い」を大事に、「みんないい」→「イロイロ・ポカポカ」→「子供達の可能性を解放する」という理念を掲げています。
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”障害”と”そうでない”を区別する「分ける教育」。
大人が”答え”を”与えようとする「教える教育」。
このために、どれだけの子供達が、はじき出されたり、心折れたり、面白くなくなったりしていることか。
一般教育にマッチしていない子を、あたかも工場の生産ラインの規格に合わない不良品であるかのように捉え、どこかに追いやってしまう。
そんな現状を乗り超えたいという理念。深く共感します。
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お子さん本人も、そこに連れていくママパパが、むしろ「行きたくなる」「自慢できる」療育の場を。そんな思いから、UNICOには”デザインの力”が随処に埋め込まれています。
カラフルな壁、遊び心のある設計、手触り感のある黒板。
そんな理念を掲げてやれるのは、一部のうまく行っているところでしょう?お金かかるでしょう?
鹿野さんは言います。「コストはかなり抑えることに成功しました。金をかければいいものができる。いいもの創るには金をかけるしかない。という発想は、人間本来の創造力や内発的な動機をみくびっている」と。
プロセス自体が、みんなの持っているポテンシャルへの敬意に満ちている。
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子どもは、教えなくても、”育つ力”を持っている。
”色とりどり”に輝く羽根を持っている。
合わせないといけないのは、子どもの方ではなくて、環境の方じゃないでしょうか。
まさしく、”障害”とは「属性」ではなくて、「現象」である。
ある人と、ある環境がバッティングしたときに生まれる「現象」なのです。
周りはみんな悪意はない。でも、「知らない」。だから「無意識」に違いを見つけたがる。
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生きづらくなってしまっている人に”当てがう””施す”ではなく、違いを認めながらつながる。そういう街を創りましょう。
そんな街には人が集まります。もっと住みやすくなります。そして、強く優しい街になります。
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〇と×の発想は堅苦しくて不自由でおもしろみがない。
〇と×の間にある無数の△=「違い」に限りない自由と魅力を感じる街に。
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北九州なら、必ず、できる!